育休の愛称を『育業』へ決定!東京都が発表 休むイメージは変わっていくのか

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東京都の小池都知事は6月29日に「育休」の新たな愛称を「育業(いくぎょう)」にすることを発表しました。

仕事を休む期間というイメージを変えて育休が取得しやすくなるようにと、4月から先月にかけて育休の新たな愛称を募集していました。
そしてこの度8,825件の応募の中から「育業」が新たな愛称として選出されました。

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目次

『育業』という愛称に変更することになった理由

元々の「育休」という言葉ですが、「仕事を休んで楽して育児をする」というイメージがありました。
ただ仕事を休むだけというマイナスなイメージを変えて、取得率を上げる為に新しい愛称を決めることになったようです。

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育休取って仕事休めるの羨ましいわ

筆者も二人の子供を育てています。
一人目も二人目も育休を取得しその後復帰して仕事をするワーママです。

実際に自分に子供が生まれる前には、育休は子供とゆっくり過ごすことのできる夢のような時間と思っていましたが、現実は違いました。


初めての育児で分からないことだらけ。
夜は夜泣きに悩まされ寝れず寝不足の毎日、初めての出来事の連続で不安を抱えて過ごす日々、夫は仕事が忙しくほとんど育児に参加できなのでワンオペ育児、一言も誰とも話さずに終わる日々、、、、
実際の育休はゆっくり休むことはできず、常に疲労感でいっぱいでした。
もちろん育児をしていて幸せや喜びを感じる瞬間は沢山ありますが、同じくらい辛いことも沢山ありました。

そんな時に気持ちをリフレッシュしようと友人と食事をした時の事でした。
友人に「育休取って仕事休めて羨ましいわ」と言われたのです。


その時私の気持ちはモヤっとしました。
休んで羨ましい、、、、、、、
確かに仕事は休めていますが、私の心は休めていないし常に動きっぱなしで休む暇なんてどこにもありません。
小さな赤ちゃんと二人っきりで過ごす事は知らない事の連続で気が張るし疲れるのに、周りの人には「休んで楽をしている」と思われていると思うとなんだか悲しい気持ちになりました。

私以外にも同じような事を言われてモヤっとした気持ちになった人は沢山いると思います。

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育児休業という名前に違和感

やはり「育児休業」という言葉にも原因はあると感じます。
「休業」という言葉が入っていることで育休を取ったことのない人には「仕事を休んでいる」という認識で育児が大変な事というのは忘れがちなのかなと思いました。
「育休は仕事を休むだけだから」と取ることを良く思っていない人もいると思います。

また近年では男性の育休取得率が上がってきていると言われていますが、全体の1割強程度でまだまだ少ないと思います。
やはり「休む」というマイナスのイメージが足を引っ張り、育休を取りにくい雰囲気があったり、育休取得後のキャリアに影響がある可能性があったり、育休を取得しずらいのが現状だと思います。

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育休に対するイメージは変わっていけるのか

今回東京都が「育業」という言葉を発信してくれたことは、育休に対するイメージを変える為の一歩になるのかなと思います。
ただ名称を変えるだけでは意味がないなど批判的な意見もあるようですが、いきなりすべての事を変えていくのは難しい事だと思います。
まず名前だけでも変えて皆の意識を変えていくことが大切なのではないかと思います。
たかが名称を変えただけですが、育休に対するイメージを変えようと取り組んでくれていることに感謝したいと思います。

「育休なんて仕事休めていいよな~」から
「育業取るのか、大変そうだけど頑張って」という言葉に変わっていけたらいいですね。

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まとめ

言葉を変えるだけで皆の認識を変えていくことはできると思います。
今回「育業」という言葉になったことで、みんなの認識が変わり「育業頑張って」と言われるような世の中になってくれると良いですね。

「仕事を休む期間」ではなく「未来を創る子供を育む大切な期間」というイメージに変わっていき、女性も男性も気軽に育児休業を取得できるような環境になっていけると嬉しいです。

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